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海をゆく。

iPhone SE(2020)に替えたので「eSIM」を体験してみた話

※ 2020年10月22日時点のサービス内容をもとに記事を執筆しています

総務省も「eSIM」を推進している

eSIMの普及によってユーザが手軽にキャリア乗換をできるようにし、事業者間の競争を活性化させ、携帯料金の引き下げに繋げようとの目論見のようです
お上は「MVNOにもeSIMの仕組みを開放せよ」とMNOに要請をしています。

smhn.info

www.soumu.go.jp

「eSIM」の契約をした

国内では現時点で「Rakuten」と「IIJ」の2社しかeSIMサービスを開始していない模様

「IIJmio eSIMサービス データプランゼロ」というプランで契約した
データ通信のみで、SMSや電話は提供されない
月額150円(基本料)と容量(最初の1GB 300円、以降2~10GB 450円)を必要なときに購入するプラン
ひと月あたり10GBまで購入できる、購入した容量は購入月の月末までが使用期限となるとのこと
購入した容量がゼロとなったら通信できなくなる、128kbpsでの通信などではなく0bpsである

参考:IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ | IIJmio

IIJでは上記プランの他に「IIJmio eSIMサービス ベータ版」というものがあり、こちらであれば月額1,520円で6GBの通信が利用でき、6GBを使い切ったあとも低速通信ができるようである
20GB、30GBといった大容量プランも用意されているようなので、こちらの方が経済的だ

参考:データ通信専用SIM eSIMプラン(ベータ版) | IIJmio

後述の方は「ベータ版」のようなので、「テータプランゼロ」を申し込んでみた
①クレジットカード、②メールアドレス、③eSIMをいれるスマホ以外のインターネットに接続できるPC・タブレット・スマホなど、の3点があれば30分もかからず開通できました
氏名、住所、電話番号、メールアドレスを入力し、メールアドレスの有効性確認を実施、申込!
身分証の写真を送ったりする必要もありませんでした

iPhoneへ「eSIM」を挿した

契約が完了し15分ほど待つとプロビジョニングに必要となる「QRコード」を表示するためのURLがメールで送られてくる
物理的なSIMカードは無いが、送られてきたQRコードをiPhoneで読み込むことでいわゆるSIMを挿す動作の代わりになる

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eSIMのプロビジョニング(左:eSIMのプロビジョニング画面を開く、右:eSIMのプロビジョニング画面)

eSIMプロビジョニング用のQRコードは専用の画面から読み込む必要がある
QRコードを読み込んだあと、設定が完了するまで1分ほどかかった
(途中、iPhoneの初期設定時に出る「こんにちは」画面が出てきたので壊れたかと思ったが)

プロビジョニング用のQRコードは一度限りの使用となるため、eSIMを他のスマホに挿し替えたいときはキャリアにて改めてプロビジョニング用QRコードを発行してもらう必要があるようだ
このあたりはもう少し改善してくれたら嬉しいと筆者は思う

プロビジョニングが完了すると左上の電波強度が感嘆符「!!!!」のような表示になる
上部の「|」が「データ通信」主回線の電波状況を示し、下部の「・」が「データ通信」副回線の電波状況を示すようだ

「iPhone SE(2020)」へ2回線収容した

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2回線収容が完了し、「UQ mobileの主回線」と「IIJmioの副回線」の2回線が収容された状態
「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」の設定項目にてそれぞれの回線を切替できる

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モバイルデータ通信も音声も回線を手動で切り替えることができる
今回はIIJmioのものがデータ通信専用のため主回線、副回線ともに電話を待機できるのかは確かめることができなかった

使ってみた感想

2回線収容した翌日、月末でデータ通信の残容量が無かったため、モバイルデータ通信を「副回線のIIJmio」、デフォルトの音声回線を「主回線のUQ mobile」といった設定で外出、仕事の都合で近鉄に乗っていたのだが、ここであることに気づいた

iPhoneのソフトウェアの問題か、キャリアの問題か、はたまた相性の問題かは不明であるが、モバイルデータ通信とデフォルトの音声回線が別キャリアの状態だと橋梁を渡るときなど基地局がハンドオーバするようなタイミングで両回線とも一旦圏外になるような不安定な症状が見受けられた
途中、不安定すぎてiPhoneが落ちてしまうようなこともあった

試してみましたが、まだeSIMを扱っているキャリアも限られており、費用も高め、挙動も不安定なので、一旦eSIMの利用は見合わせることとしました

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「eSIM」を挿すと、「物理SIM」でも「eSIM」であっても設定画面から「この回線をオンにする」の項目にてSIM挿入状態を無効にすることができます

eSIMを解約することにした

筆者は一旦eSIMのプロファイルを削除し、キャリアとのeSIM契約を解約しました
今回はうまく使えなかったことや、費用対効果で魅力的なプランでなかったため、IIJへ月額150円の基本料を支払い「IIJmio eSIMサービス データプランゼロ」の契約を維持する必要ないと考えたためである
ただ、eSIMでは物理的なSIMを挿すスペースを確保しなくてよいため、端末の小型化などが可能となるだろう
今後、eSIMが普及し、魅力的なプランが出てきたら改めて検討してみたい

※ eSIMのプロファイルを削除しただけではキャリアとの契約は解除されない。別途キャリアとの契約解除が必要なので注意されたい

ではでは。